東京女子大学（東京都杉並区、学長：茂里 一紘）キャリア・センターは、新型コロナウイルスの感染拡大防止策として、「オンラインキャリアカウンセリングサービス」を試験導入する。これは、株式会社岡崎人事コンサルタントが開発中のもので、学生は時間と場所を選ばずに相談が可能になる。
これまでも同大キャリア・センターは、学生一人ひとりが充実した日々を送り、自信をもって卒業していけるよう、従来の方法に固執することなく、その時代や学生のニーズに合った支援に日々挑戦している。
一例として、2019年には日本の大学で初めてVRを活用した就職支援動画を公開。
■VR就職活動支援動画の詳細は以下のURLを参照。
第1弾： http://www.twcu.ac.jp/univ/topics/2019/05/post-62.html
第2弾： http://www.twcu.ac.jp/univ/topics/2019/10/vr23.html
その結果「有名企業400社の実就職率ランキング」（大学通信 2019年）では全国の女子大1位、私立大学13位にランクインした。
今回導入するのは、株式会社岡崎人事コンサルタントが開発中のチャットボットとオペレーターの有人応対を融合させたサービス。学生は相談内容により、チャットボットかオペレーターのいずれかを選択することができ、時間と場所を選ばず気軽に就職やキャリアに関する相談をすることができる。また、対応するキャリアカウンセラーもフルリモートで応じることができる。
今回の試験導入では、本サービスの開発者でオンラインカウンセリングに多くの実績を持つ岡崎浩二さん（同大キャリアカウンセラー）がオペレーターを務める。開発にあたり、岡崎さんは全国の大学生150名を対象としたモニター調査を実施。チャットボットとオペレーター1人を併用し、3日間で約3900件のメッセージを送受信した。結果は総合評価4.3（5段評価）、オペレーターへの満足度100%となり、オンラインカウンセリングの在り方として一定の有効性が実証された。
さらに今回の試験導入に向け、同大学生に利用意向調査を実施したところ、98.2%という高い要望があり、試験導入することになった。同大キャリア・センターは「今後も常に移り変わる環境にスピーディに対応し、学生一人ひとりを大切にする就職支援に取り組んでいく」と話している。
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